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2024.01.05
中野四季の森公園と共に過ごした2023年~指定管理者インタビュー
指定管理者制度とは、公の施設を民間事業者が管理する制度のことで、中野四季の森公園は中野セントラルパーク共同事業体(代表企業:東京建物㈱、ほか3社)が2023年4月から指定管理者になり公園管理を行うこととなりました。 昨年は色々と初めてのことも多くチャレンジの年だったという。中野四季の森公園を担当する東京建物の蕪木麻美子さん、鬼塚祐希さんにお話を伺いました。 ●指定管理者に選定された前後で、中野四季の森公園の変化はありますか? 鬼塚:従来よりイベント等の申請の締切を短縮し、開催日の3カ月前まで受付ができるようにしました。公園内で開催されるイベントの幅を広げたい我々としても、また、イベントの会場を探されている方々にとってもより柔軟な受付体制になったんじゃないかなと思います。その他にも公園の真ん中にある管理棟の多目的スペースでもイベントができるように公園の利用ルールも変更し、こちらでは2023年は展示イベントや小さ目のミュージックフェスなど、地域の皆さんの発表の場などとしてもお使い頂きました。 蕪木:公園の一般利用者の方々が使いやすくなるようなサービスを増やしました。まずは公園専用の電話番号とメールアドレスを取得し、利用者と直接コミュニケーションが取れるような体制づくりから始めました。4月から開設している中野四季の森公園の公式WEBでは、四季の森公園のイベント情報や四季の植物などを発信しています。休日にはテント、シート、テーブルなどゆっくりできそうなピクニックグッズを貸出するサービスを始め、お陰様で多くの方々にご利用頂きました(冬季は休止中、来春に再開予定)。イベントエリア(中野四季の森公園北側)には平日ランチのキッチンカーも出店するようになり、これらのサービスはもっと拡大して、より便利にしていけたらと考えています。 ●中野セントラルパークと中野四季の森公園、両方を使ったイベントもしやすくなったと思いますが、どうだったのでしょうか? 蕪木:2023年8月に開催された「中野駅前大盆踊り大会」で、初めての両方の敷地を使ったイベントでした。盆踊りのメインステージと櫓を中野セントラルパークの敷地で組み、中野四季の森公園の園路を屋台の出店会場としてレイアウトされ、観客や踊り子は中野セントラルパーク側で盛り上がり、ご飯を食べたりくつろいだりしたい人は、四季の森公園の屋台でフードを買い、芝生ではゆっくりイベントを楽しまれていて、中野四季の都市全体として盛り上がったとても良いイベントだったなと思います。2022年開催の際は、中野セントラルパークにイベントの全てを配置し、コロナ対策のためフェンスで囲っていたこともあり、人の混雑が心配でした。幸い事故などは起こりませんでしたが、やはり安全面などを考えるともっと広いスペースを使いたいと思っていました。 鬼塚:芝生を挟んだ両敷地でイベントを行うことで、両方からにじみ出すように人々が分散し、盆踊りのような大規模なイベントの際は、混雑による事故を未然に防げますし、その他のイベントでもより柔軟なレイアウトが可能になったと思います。両方の敷地を使うイベントは今までは窓口が分かれていた関係で調整が難しかったのですが、指定管理制度以降は窓口も統一され、今後もこういった使い方が増えてくれればと思っています。 ●指定管理業務の中で、苦労されていることはありますか? 蕪木:中野四季の森公園の多目的広場の大きな芝生や植栽の管理は、中野区公園課の管理となっています。そのためイベントなどを行う私たちと、植栽管理のスケジュール調整などで苦労したことが多かったです。特に芝生は植物の性質上養生期間が必要な植物なのですが、芝生を閉鎖してしまうとイベントを安全に実施できない場合もあるので、使い方のバランス管理が難しかったですね。 鬼塚:芝生については皆さんが安心・安全・快適に使えるよう、ルール作りを積極的に取り組んでいる最中で、今年も試行錯誤しながら頑張っていきたいと思っています。公園に来る方により楽しんでもらえるよう、向き合っていきたい課題です。 ●今後やっていきたいことや、新しく考えていることはありますでしょうか? 蕪木:利用者の方々がもっと公園を使いやすくなるように、些細な点にも取り組んで行きたいです。例えば、公園内の看板や地図を更新して、皆さんが見やすく分かりやすいものにするなど、少しでも改善できることはしていければと思います。また今年は暖かくなった頃からイベントエリアのキッチンカーの台数や出店日を増やすとともに、ちょっと休憩ができそうなイスやテーブルなども置いて、平日の公園のランチタイムを充実させていきたいと考えています。区民の方・利用者の方のお声を取り入れつつ、今後もより快適な公園を目指していきます。 鬼塚:中野駅周辺は“100年に一度の再開発“と言われ、今後10年で街が激変することになります。中野セントラルパークや中野四季の森公園は、周辺の再開発期間に中野に来る人が減ってしまわぬよう、にぎわいが途切れないような役目を担っていると考えています。諸々の制限等はありますが、その中で今後も色々なイベントを受け入れ、街のにぎわいに貢献できるような場にしていきたいですね。 2024年も中野セントラルパーク、中野四季の森公園をよろしくお願い致します。 【公式】中野四季の森公園 (nakano-shikinomoripark.jp) 【公式】NAKANO CENTRAL PARK(中野セントラルパーク) (nakano-centralpark.jp) コラム記事詳細 | 東京建物インサイト | コミュニケーション活動 | 東京建物株式会社 (tatemono.com)