NEWS & EVENT

ニュース & イベント

イベント

2018.01.19

中野セントラルパークミニ植物図鑑~アカマツ~

中野セントラルパークには、パークアベニューを大学側に向かう途中、1本のアカマツ(赤松)の樹があります。
「松竹梅」という言葉からも分かるように松は縁起が良い植物といわれ、常緑樹で冬でも青々とした葉が美しいため不老長寿の象徴とされており、お正月の門松などに使われています。
アカマツは別名「雌松」とも呼ばれ、「雄松」であるクロマツとよく比較されます。(残念ながら中野セントラルパークには、クロマツはありませんが・・・。)
アカマツは幹が赤く、クロマツから比べて葉が柔らかく、まつぼっくりも少し小さいのが特徴です。
まつぼっくりは時期がくると松かさが開き、羽のついた種子がひらひらと飛んで、遠くの地で芽吹く仕組みとなっています。
中野セントラルパークのアカマツにも沢山のまつぼっくりが実り、警備担当の女性職員が集めたまつぼっくりでクリスマスリースを作ってくれていました。
運が良ければ、アカマツの下に種子が飛んだ後のまつぼっくりが落ちているかもしれないので、目を凝らしてみてくださいね。

今回気がついたのですが、中野セントラルパークのアカマツの”木のウロ”に、松ではない植物が芽吹いていました!
風で飛んだ木の実が、たまたまウロの中に入ったのでしょうか?
アカマツのウロに守られて、小さな芽も冬の寒さを乗り切れそうですね。
ウロの中の芽の成長も楽しみにしつつ、お母さんのようなアカマツの樹にも注目していただければと思います。