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2022.02.22
地域を盛り上げる地元団体・中野区観光協会インタビュー その2
前回の投稿に続き、中野区観光協会へのインタビュー特集をご紹介していきます。 第2弾では中野区観光協会の活動や、中野セントラルパークとの関りについて伺っていきます! ―中野区観光協会は設立時からこれまでどのような活動をされてきたのでしょうか。 宮島理事長: 食べ歩きマップの制作から始まり、観光大使によるPRやイベント開催などを行ってきました。 観光大使は現在8名いますが、公募で募集し始めた10年前のスタート当初から何名か入れ替わりがありました。中野区観光大使の条件は、在住・在勤・在学のいずれかで尚且つ「中野大好き」が条件ですので、引っ越しや卒業などがあり、現在はHPに掲載している8名が任命されています。 ▲個性豊かな中野区観光大使8名(取材時現在) ―メトロポリちゃんVさんは、中野セントラルパークで実施いただいたイベントにも司会役などで何度か出演いただいていますね。 宮島理事長: メトロポリちゃんは最初の募集時からずっと在籍していますね。最初の募集時は130名程の応募があった中から、10名の最終審査を「中野にぎわいフェスタ」で開催しました。 いまでは毎年開催している「中野にぎわいフェスタ」も、当初は行政が主催していたイベントだったのですが、開催から4年たったくらいからお声がけいただき、中野区観光協会を中心とした実行委員会が主催となって開催するようになりました。 ―中野にぎわいフェスタのほか、中野区観光協会さんには多くのイベントを中野セントラルパークで実施いただいていますよね。 宮島理事長: 中野セントラルパークオープン後の翌年春くらいから、パークアベニューをイベント開催場として使えないかという声が観光協会メンバーから上がり、月1回イベントを開催する企画を中野セントラルパークに提案させていただきました。 オープンから間もない中野セントラルパークとしても土日の集客が欲しいとのことで合致し、そこから2年間、月1回イベント開催をしていました。 ▲記念すべき第1回「なかのアンテナストリート」開催の様子 ―毎月1回イベントを企画・実施するのはかなりハードですよね。 宮島理事長: 最初は全て、自分たちで企画・運営まで手弁当で始めました。当初は経済界メンバーの本業の商品を売るなどしていましたが、当時は中野セントラルパークもまだ人通りが少なく、テーマを変えるなど試行錯誤しました。 それでも毎月イベントを開催していることで少しずつ口コミが広がり、仲間も段々増えていきました。当時頑張って続けたことで、イベントの仕組みも勉強できましたし、中野セントラルパークからもマニュアルの作り方など指導してもらいながら成長してきました。 鈴木事務局長: 当時、フラ教室を主宰している私の友人が、中野セントラルパークでイベントを開催しているという口コミを知って、自分たちもフラダンスイベントを開催したいと声をかけてくれました。それが毎年開催しているイベント「スマイルwith Aloha」です。 毎月1回開催していたイベント「なかのアンテナストリート」も当初はすべて自前でテーマを考えて開催していましたが、徐々に新規イベントの立ち上げの場として、イベント誘致に力を入れるようになりました。 中野にも他にイベント開催場所はいくつかありますが、昔からある場所だと参入しにくく、中野セントラルパークのような新しい場所はチャレンジがしやすい、ということでまちの色々な方々とイベント開催を通してつながりが広がっていきました。 ▲近年はコロナ禍のため残念ながら中止が続いている「スマイル with Aloha」ですが、例年開催されると会場はとても華やかになります。 ―まちの方々も、中野区観光協会のサポートがあるということが支えになるので、イベント開催してみようという気持ちになれますよね。 宮島理事長: そうですね。観光協会のアドバイスがあれば、イベント開催にあたってのポイントは抑えられ、イベント開催がしやすいというのはあると思います。 ―最後に、今後の活動における展望などがあれば教えてください。 宮島理事長: 中野区観光協会では、「中野らしさ」を大事にしています。 地域の外から人を呼ぶのではなく、まずは中野の人が楽しめる、中野のお店が元気になる、自分たち目線で楽しめるかどうか、という視点で活動をしています。 そこから、中野で楽しそうにやっていたら外からも人が来てくれた、というくらいのスタンスです。 中野でイベントをやっているのを見て、他のイベント業者もここでなら何かできるかも、という思いに至って、どんどん皆で中野を盛り上げてくれるといいですね。 中野セントラルパークは、これからも色々なことがチャレンジできる場所であってほしいと思っています。 ▲今回zoomでの取材にご協力いただいた、宮島理事長と鈴木事務局長 中野区観光協会と中野セントラルパークは今年10周年となりますが、10年間の歴史の中で共に成長してきた切っても切れぬ関係性がつくられていたんですね。 普段の中野区観光協会の活動や今回の取材を通して印象的だったのは、メンバーの皆さんご自身が楽しんで生き生きと活動されている姿でした。 地域の方々が自ら楽しみながらまちを盛り上げる姿、これも「中野らしさ」なのかもしれませんね。 これからも「中野らしさ」を発信し続ける中野区観光協会の活動に注目です! 中野区観光協会 https://nakano-kanko.com/