新型コロナの影響で休館・休廊を余儀なくされていた美術館やギャラリーは今

5月25日、政府が4月7日に発令した緊急事態宣言が解除されました。それに合わせて東京都も、休業や営業時間の短縮の要請についての段階的な緩和を5月26日から始めました。都のロードマップの「ステップ1」に入り、博物館や図書館、観客席を除いた屋内の運動施設などが緩和の対象になったほか、飲食店の営業時間も2時間延長され午後10時までとなりました。生活必需品以外の小売店などが緩和された「ステップ2」にも入り、映画館なども新型コロナ対策を行いながら再開です！     中野区内唯一の映画館「ポレポレ東中野」。4月8日から臨時休館していましたが、コロナ対策をしながら映画「タゴール・ソングス」「島にて」の上映を6月1日から開始しています。臨時閉館中はオンラインショップでオリジナルTシャツなどを販売しながら繋いでいたとのことですが、再開前日にクローズしたとのことです。   ■ポレポレ東中野　http://www.mmjp.or.jp/pole2/     サブカルの聖地、中野ブロードウェイのマニアックギャラリー「墓場の画廊」も6月1日に営業を再開！「THE KING OF FIGHTERS ’98展～KOFオロチ編 in 墓場の餓狼～」で再始動しました。「墓場の画廊」休廊中はオンラインショップのイベントに力を注いで何とか繋いできたと言います。2号店となる大阪・心斎橋店の再開は未だ予定が立たないとのことですが、中野本店の復活は本当に嬉しいですね！   ■墓場の画廊　http://hakaba-gallery.jp/   同じく中野ブロードウェイ4階の三次元アートギャラリー「リトルハイ」はまだ営業再開の目途がたっていないようです。下記ウェブサイトをチェックしてみて下さい。   ■ギャラリーリトルハイ　https://www.little-high.com/   西武新宿線新井薬師前駅北側の廃業した写真館をリノベーションしたギャラリー「スタジオ35分」の再開は6月10日から。ニューヨークでのグループ展に参加するなどして、近年精力的に活動しているアーティスト濱崎仁精さんの絵画展「うみのよる」で復活です。   ■スタジオ35分　https://www.facebook.com/studio35minutes/     西武新宿線沼袋駅の北側、上高田にある山崎記念中野区立歴史民俗資料館（通称＝れきみん）は、半年の工事期間を経て4月1日にリニューアルオープンしましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため政府が4月7日に緊急事態宣言を発令したことに伴い、間もなく臨時休館してしまいました。緩和に伴い、6月2日には「国名勝指定記念 哲学堂公園」で再開。哲学堂公園の「哲理門（通称＝幽霊門）」に本来鎮座している「天狗像」「幽霊像」や妖怪博士・井上円了が無尽蔵に収めていた閻魔像を展示しています。展示は6月20日まで。   ■中野区立歴史民俗資料館　https://twitter.com/nakano_rekimin     最後に中野区内唯一、中野駅南側の線路沿い東側千光前通りを上ったなかのZERO西館にある中野プラネタリウムの情報です。まだはっきりと再開の目途はたっていないのですが、大人向け、子ども向け、それぞれテーマを「日食」として、6月20日から投影再開ができるように準備を進めているそうです。   ■なかのZEROプラネタリウム　https://www.nicesacademia.jp/zero/planetarium/program/     公園や飲食店など、少しずつ日常を取り戻している中野ですが、まだまだ予断を許さない状況です。三密を避け、感染拡大防止に努めつつ、中野復活のためにみんなでこの危機を乗り切って参りましょう！