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2015.12.25

中野四季の都市、場所の歴史①

みなさまメリークリスマス!
年末年始の中野セントラルパーク記事はちょっと趣向を変えて、中野セントラルパークの場所にまつわる昔話をしたいと思います。
クリスマスに全然関係ない記事になってしまいますが、お付き合い頂けると嬉しいです。

中野セントラルパークや中野四季の森公園が建設される前、2001年まで『警察大学校』があり、警察大学校ができるもっと前の、昭和14年~終戦を迎える昭和20年まで、『陸軍中野学校』という旧日本軍の施設がありました。
この陸軍中野学校がどんな施設だったかと言うと、なんとスパイの養成学校だったというのです。
陸軍中野学校は現在でも秘密のベールに包まれた存在で、旧日本軍の中でも極秘として扱われてきました。
当時は中野に007のようなスパイたちが大勢いたと思うと驚きますが、日本版007達は中野で、どんなことを学んでいたのでしょうか?
最近発見された資料の中に、カリキュラムには『忍術』といったものもあったとか・・・。
日本版007になるためにはスパイとしての知識だけではなく『忍術』も必要だったのでしょうか・・・難しい道です。

写真は陸軍中野学校のご近所にあった、『陸軍憲兵学校』の様子です。
極秘だった陸軍中野学校は、隣接する同じ軍の学校である陸軍憲兵学校の生徒ですら存在を知らなかったとか。
陸軍中野学校の写真は見つかりませんでしたが、当時の中野の雰囲気だけでも味わって頂ければと思います。
オフィスワーカーや大学生、親子連れで賑わう今の中野セントラルパークからは想像もつかないような写真です。

(写真のご提供:中野区役所)