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2020.09.07
中野ぷらぷら散歩~桃園川緑道~
夏もそろそろ終わりなのかな、と感じるこの頃。雨上がりの桃園川緑道を歩いてみました。 桃園川とは、天沼弁天社内(現:杉並区・天沼弁天池公園)の湧水で生じた弁天池(弁才天信仰に由来する湖沼の名称)を水源とし、杉並区から新宿区まで東西に伸び神田川に合流する河川でした。 戦後、神田川周辺の宅地化に伴い大雨で洪水になる事が多かったため昭和40年代初期に暗渠化(地下に水路を設ける事)されたんだとか。 今では中野区民・杉並区民の散歩・ランニングコースになっています。 道中足元に現れるタイルには魚やカエル、水辺の植物などが描かれています。 桃園という名前の由来は、徳川8代将軍吉宗が鷹狩りをするお気に入りの場所があり、そこに桃を植えるよう命じた事からだそう。将軍家の鷹狩りの場としての「桃園」は、やがて一般にも開放され、その美観は江戸の人々に知れ渡りました。 江戸末期に桃の木は枯れてしまい桃園はなくなりましたが、現在でもその名は「桃園橋」や「中野区立桃園公園」など地名に残されています。 橋の名残でしょうか。歴史を感じますね。 「鳥見橋」は、徳川8代将軍吉宗が鷹狩りをする地域の鳥の状態を確かめる為に鳥見役という役人が近くにいた事から付けられました。 人通りのない所でマスクを外すと、泳いでいけそうな湿度と緑の匂い。 色んな種類の植物や虫、ヤモリと出会いました。(蚊も多いので注意。) 蝉の鳴き声が聞こえる中、栗が落ちているのを発見しました。 秋がそこまで近づいているのを感じます。 桃園川緑道には、中野駅南口から歩いて7分程で行くことが出来ます。 人通りも少ないので、デスクワークの合間や・何も考えずに緑の中を歩いてリフレッシュしたい時等に是非行ってみてくださいね。 <参照> Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E5%9C%92%E5%B7%9D まるっと中野:https://www.visit.city-tokyo-nakano.jp/attractions/park/196281/